Gurdjieff's Approach

 

YouTube動画:Osho Communeでのグルジェフ・ムーヴメンツ(2001) 、日本でのグルジェフ・ムーヴメンツ(1998-2004)トルコでのグルジェフ・ムーヴメンツ(2019)

 

ゲオルギー・イヴァノヴィッチ・グルジェフ (1866?-1949) はアルメニアに生まれ、人間の生の意味にかかわる根源的な問題への答えを求めてその前半生の約 20 年を東洋の辺境をめぐる探求の旅に費やし、その後はロシアと欧米にてワークを主導しました。著作・音楽・舞踏という三つの芸術分野でも偉大な業績を残しています。

Oshoは講話のなかで頻繁にグルジェフに言及し、グルジェフのコミュニティとOshoのコミュニティの間には、初期の頃より往来がありました。映画版『注目すべき人々との出会い』でグルジェフの先達を演じたテレンス・スタンプなど、グルジェフ・ワークに関わりのある人々が長くコミューンを訪れています。Oshoは1990年に逝去する半年前に、グルジェフが教えた舞踏・体操・エクササイズである「ムーヴメンツ」のワークがコミューンで始められることを望みました。

グルジェフは、ムーヴメンツのほか、瞑想的な性格が強い数々の内的なエクササイズを教えていたことが、2000年に公開されたグルジェフ後期のミーティングの記録によって明らかにされています。みずからの本源とのつながりを回復するための深いリラクゼーションのステージから始まり、身体の感覚の回復、見ることと感じることの調和、呼吸への気づきなどを扱ったそれらのエクササイズは、かつてOshoが指摘したとおり、ヴィギャン・バイラーヴ・タントラにそのエッセンスが詩文としてまとめられた瞑想のテクニックと深い親近性を持っています。

 

「グルジェフは世界でもっともひどく誤解された人間のひとりだ。人々は各自の先入観によって彼を批判する。彼は秘められた教えをはじめて人々に明かそうとしたが、これをうまくやれなかった。彼はこれに失敗した。だが、それは彼のせいではない。彼を凌駕する人間というのは想像できない。ただ、地球に生息する凡庸な人々の頭の殻があまりにも硬すぎたのだ」(OSHO, 1986/6/2)

 

グルジェフに関係したOshoの講話

ワーク/真正な苦しみ

ピタゴラス/二つの法則

動き/生の目的

二元性/自己想起

 

西グルジェフとムーヴメンツについてくわしく知りたい方は、市民出版社から刊行されている『覚醒の舞踏――グルジェフ・ムーヴメンツ』をお読みになることをお奨めします。(>> Amazon.com)。

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