ビデオ 2004年 名古屋でのワークショップより

 

2004年10月と11月のワークショップより。四つのムーヴメンツを抜粋。3分55秒。

(1) Movements No. 3 - Three Tabreaux
「大寺院の風景」とも題されたムーヴメンツ。ランダムな列移動を伴うため、ハプニングをはらんだ状況に臨機応変に対応することが求められる。
(2) Hoya
トータルな関与が求められる激しいダーヴィッシュ・ムーヴメンツ。中国領トルキスタン(カシュガル周辺)のスーフィー教団の舞踏であると伝えられる。「Hoya」は「ヘイ・ユー」の意味。 ふつうは男性だけが演じる。
(3) Movement No. 18
グルジェフが晩年に教えた「サーティナイン・シリーズ」に含まれるエナジー・ブレンディング系のムーヴメンツのひとつ。パーセプション(演舞中に眼から入る視覚的印象)/センセーション(身体に生じる感覚)/フィーリング(呼吸と結び付いた感情的な味わい)のバランスと融合。
(4) Twentynine Positions
デュエットでの演舞が意図された珍しいムーヴメンツ。つまさきとかかとの使い分けが指定された微妙なステップを伴う。最終的にはさらに頭の向きの入れ替えと上体の揺れが加わる。

2004年7月と9月のワークショップより。六つのムーヴメンツの抜粋。5分48秒。

(1) Dance of July 23rd 
伴奏に特殊なリズムが必要なために海外でもめったに演じられていないムーヴメンツ。今回の音楽はグルジェフ作曲の「アラビアン・ダンス」にアレンジを追加して独自に作成したもの。
(2) Polyrhythm
複数のリズムに同調した頭/腕/足の独立した動きのパターンの調和。
(3) Canon of Seven
「ビッグセブン」と総称されるシリーズに属する物語風のムーヴメンツ。アララット山麓のアイソール人(アッシリア人の末裔のうち西アジアにキリスト教をもたらした民族集団)に伝わる舞踏だと言われる。

(4) Multiplication Olbogmek
『ベルゼバブ』に登場するオルボグメック同胞団の踊り。
(5) Arch Difficile
「超むつかしい」という題名どおり、とても意地悪な設計がされたムーヴメンツ。右足3リズム/左足3リズムの規則的なステップに、複雑な頭の動きと不規則なカウントで進展する腕のパターンがからむ。
(6) Babylonian
バビロンの時代の巫女たちの踊り。『ベルゼバブの物語』の第三十章『芸術』でのバビロンの描写が思い起こされる。

2004年2月と5月のワークショップより。四つのムーヴメンツの抜粋。9分40秒。

(1) Movement No. 17 - Multiplication
晩年のグルジェフのお気に入りのムーヴメンツだったと伝えられる。
(2) Movement No. 11 - Lord Have Mercy
四肢に感覚をめぐらせるインナー・エクササイズに目に見える形式を与えたもの。ビデオに収めた断片はエクササイズのパートの間に挿入されるインターメードと呼ばれる部分。
(3) Movement No. 9 - Olbogmek
『ベルゼバブ』に登場するオルボグメック同胞団の踊り。複雑な数列の規則に従って振り付けを進展させる。当時の振付ノートによると、最初にグルジェフが教えたとき、みんなは1〜2分を超えてカウントを持続できなかったという。
(4) Chopping Wood
大工/木工での共同作業をモチーフにしたムーヴメンツ。


Osho Tara Meditation Center | Home